起業なんてやらないほうがいい3つの理由

ちょっと前ですけど、こんな記事を読みました。
悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません



これ、、、、読んでホントその通りだなーと思いました。うんうん、と。
多くの起業した人もそう思ったことでしょう。



ただ、この話って、日本の若者から見たら相手外人だし、
エバーノートのCEOだし、ちょっと遠すぎるから
感覚的にわからんのじゃないかなーと思います。



なので、今日は実に身近な一般ピープルの私からも、これから起業を考えている方へ
起業をやめたほうがいいと思う理由を書いてみようと思います。


※ただ、最後にも書きますけど、本当に「ヤメトケ」と言ってるわけではないです。
こんな感じよ、と知っておいてもらいたいのです。




起業なんてやらない方がいい理由1:「社長=お金持ち」ではない
これは分かってる人も多いでしょうけど、意外と勘違いする人いるんです。
社長になったばかりの頃、何かにつけて「よ!社長!」的に持ち上げられて
ついでに「奢って!」てなることがありましたが、結構しんどかったです。
(まぁ・・これは自分のキャラのせいのような気もしますが)


今は普通レベルのお給料ですけど、最初なんて給料15万円です。
正確には覚えてないけど、前職のお給料の1/4以下です。
ちなみにこのくらい急に給料が減ると住民税は前年度の収入に対して
かかってくるので、手取りがほとんどなくなります。
振り返ると、「それでもOKよ」と言ってくれた奥さまに感謝感謝です。


だけど、これは自己資金で始めたら当然そうなるんですね。
ほとんどの事業では普通に計算したらこうなる。

それどころか僕のケースなんて全然カワイイほうで。
後から起業した若い人でも、ほとんどお給料を取らずにやってる人とか、
先輩社長さんでも、お給料を2年以上とってないなんていうのは複数人知ってます。
しかもお給料とらない状況ってのは、まず借金しています。


リアルに想像したらヤバくないですか?
すっごい気合入れて仕事してるのに、借金だけ増えていくんですよ。
もちろん後でそれをカバーする利益を出すから持続してるわけですけどね。
お金がない?かまわん!それでもやるんだ!って気持ちでいかないと速攻終了すると思います。
(ちなみに僕も結構苦しい時期を何度か経験しています・・・)




起業なんてやらない方がいい理由2:競争でたくさん負ける
上に書いた通り、お金的には全然割がよくないんですけど、
そのくせ、なんとライバル(他社の社長)の優秀なこと。ビックリしますよ。
勿論そうでない人もいるかもですけど、残ってる人達は大体優秀です。
中にはホントにサイヤ人ですか?と思う人とかもいます。しかも年下で。
怖いのが、有名だったり儲かってる会社の社長だけが凄いわけではないのです。
みんな強いんです。


起業するっていう人は、まずちょっとは自分に自信があるものです。
(というか、自信なければやるなっていう)


そんな人間が、この超優秀な猛者どもと戦うのです。
直接競合というわけでなくても、気持ち的に成長度合とかで戦ってるものです。
すると割と負けます。すっごい悔しいです。精神衛生上、よくないです。
でも仕方ないです。それでも次回は勝つように戦うしかないのです。


だから「俺優秀だし勝てるっしょ」というノリでやると即死します。
相手は、最低限自分と同じ能力以上はあって、しかもめちゃくちゃ努力してくるのです。
負けるのに慣れちゃダメだけど、負けるの耐えられないな〜と思う人はやめたほうがいいです。
未来の自分が自信をなくします。




起業なんてやらない方がいい理由3:そのアイデアはあっという間に腐る
起業したい理由に「〜〜を思いついた!自分でやりたい!」って人は結構多いです。
でもこれはリスク高いです。
僕も若いころは「このアイデアなら一気にいける!」みたいなことを
よく考えていましたけど、わかってなかったなーと感じます。


まず前提として、アイデア自体にはほとんど価値はありません。
飲んでる時に、「俺も若い時、コレ考えてたんだよなぁ」とかいうのと同じです。
実現して初めてその価値が測られるのです。


そして、そのすごいと思っているアイデアはあっという間に陳腐化します。
つまり価値がなくなります。


だから、イデアは実現できるタイミングが重要です。
僕は今はスマホアプリの事業支援が仕事ですけど、もし今から
「○○アプリで起業したいです!」っていうアイデアを出してくる人がいたら、
とりあえずやめておけ、と思います。遅すぎます。


どうしてもいいアイデアが浮かぶと、それがあればドカンと行って
どんどん成長していけるようなそんな感覚になるのですけど、それは錯覚なのです。
どんなビジネスにも寿命があり、ましてやスマホなんてすごい命が短いビジネスです。
やりたい理由が「アイデアがあったから」だけならとりあえず実現させてからでいいと思います。


何かのビジネスアイデアがあっても、
大事なのはそれをやることではなく、「何故それがやりたいか」です。
その根本の理由が自分の起業する理由なはずです。それがないならやめたほうがいいです。





以上、起業なんてしないほうがいいと思う理由3つでした。

言いたいのはこれを読んで「やめようかな」と思うくらいならやめとけってことです。


社長なんてある意味一番簡単なタイトルです。1人で会社作ったら社長になれるんですから。
だから今じゃないと思うなら、いつやってもいいんです。
逆にやる以上、もう理屈がひっこむくらい気合でやるしかないのです。



というわけで、以上です。参考になれば幸いです。
さて、今年も頑張っていくぞ。